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ムーミン家長

Author:ムーミン家長
どこにでもいるごく普通のムーミン似のお父さん。スナフキン似の妻とノンノン似の娘たちと暮らしている。
人生を折り返したある日、家族平和こそが世界平和へつながる原点だと確信。ムーミン家の長として、世界平和に貢献すべく週末シェフを務めることに。

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白鳥の湖
生まれて初めて

先日、バレエを観に行った。

以前から、一度バレエを観に行きたと家族で話をしていたのだが、2ヶ月ぐらい前だろうか、ひょんなことから熊川哲也率いるK-バレエカンパニーの『白鳥の湖』にまだ席があることを知った。

何故かとても有り難い気がして問い合わせることに。

幸運?

さっそく電話して土曜日あるいは日曜日に4人分の席があるか調べてもらった。バラバラでもいいので出来れば(翌日が仕事でない)土曜日が望ましいと希望だけは伝える。結果は大丈夫とのことだった。

それでは、と予約しようとしたのだが、私の決断を阻止するかのように受話器から『あの〜、お客様』と受付嬢が声を発していた。話によると普通はなかなか手に入らないとてもいい席が日曜日には用意できるのだそうだ。同じ値段ならばそちらの方が絶対にいいという。よく分らなかったが、とても熱心だったのでその助言に従うことにする。

但し、その素晴らしい席は3人分。1人はそこから数列後方になるとのことだった。こういう場合、当然家長がその飛び地へ行くのだが、席がとれただけで十分。全く気にならなかった。

予習

いい席で初めてのバレエを観られる(しかも熊川哲也の)となれば、否が応でも期待が高まる。公演中は間違っても舟をこぐことがないようにと、前日は早めに床に就いた。

しかし、なかなか寝付けない。何か大事なことを忘れている気がするのだ。うつらうつら考えていると大変なことを思い出した。予習をしていなかった。

せっかく観に行くのだから、白鳥の湖の内容については各々予習しておこうという話になっていたのだ。すっかり忘れていた。

慌てて床から抜け出してインターネットで調べ始めたのはいいが、白鳥の湖には様々な演出があるらしい。あれこれ調べて熊川版の特徴や見所が分った頃には既に日付が変わっていた‥

公演当日

早めに会場へ行く。圧倒的に女性が多かった。席は決まっているのに開場前から並んでいる人達がいるのに驚いた(どうしてか?)。

また、入り口のすぐ横に若いお嬢さんが紙を持って立っていて、そこには『S席を1枚お譲り致します』と手書きされていた。目につくところに堂々と立っているので羊の皮をかぶったダフ屋ではなさそうだ。そうせねばならない理由があったのだろう。果たして声をかけてくれる人が現れたのかどうか‥

さて、ホールに入って席を確認すると、そこを勧められた意味がよく分った。オーケストラピットのすぐ後ろで舞台は目と鼻の先だ。その数列後方とは言いながら、家長の席も十分に良かった。

心配

しかし、妻は私のところに来て席を代わろうか?と言う。気を遣ってくれているのだと思ったが、ちょっと意味が違っていた。

女性たちの中にひとりおじさんが座っていると、『この人は何?変なおじさん!』と不審がられやしないかと心配したのだ。

仮にそう思われて皆が家長の周りから引いてくれれば、それはそれで有り難い。よりくつろいで舞台を観られるというものだが、現実はそう甘くない。誰も何も気にしていなかった(ようだ)。

白鳥の湖

とても素晴らしいバレエだった。色々と見せ場があるが、家長は白鳥たちの群舞に目を奪われた。

結末も、悲劇ではあるが絶望ではない。ジークフリート王子とオデットの魂の平安についつい涙が流れてしまった。

スタンディングオベーション

バレエが終わるとホール中におおきな拍手がひびきわたった。どこからか “ブラボー” と声がする。

2回目のカーテンコールの時、数人が立ち上がって拍手する姿を目にした。すると次(3回目)からは回を追うごとに立ち上がる人の数が増えて行った。5〜6回カーテンコールが続いただろうか、最後には半分以上の人が立ち上がって拍手を送っていた。

家長が想像していたものとは違っていたが、こういうスタンディングオベーションもあるのだなと群集心理に興味が湧いた。

感謝

子供が大きくなって行くと家族揃って何かをするという機会が減って行く。皆でバレエを観に行くというのは十数年来の夢であったが、その念願が叶ったのはとても幸せなことだ。感謝の一日だった。
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テーマ:バレエ - ジャンル:学問・文化・芸術

| 00:31:44 | トラックバック(0) | コメント(0)
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